皆さんこんにちは！
今回はニッチな情報探究が実際にプレイしてレビューする、
「Another Crab’s Treasure」
を実際にプレイした感想を徹底レビューしていきたいと思います！
評価
総合点:80点/100点
高難易度ソウルライクゲーム
海の中にある風刺的な表現も魅力
ストーリー 70点
それぞれに隠された秘密を共有せず楽しむ
本作の物語は
主人公のヤドカリ「Krill（クリル）」が、
謎のサメ？に自分の“殻”を奪われたことから始まる大冒険の物語です。
普段は人並みを避けてきた主人公は、
周りから理不尽な対応をされながらも様々な海域を冒険していきます。
内容自体はシンプルで唐突に物語が始まるので、
作り込まれているというよりかはユニークな世界観を重視して作られていました。
基本的には謎のサメ？を追いかけながら、
各海域で起こった事件などに巻き込まれていきます。
そして海域汚染など妙に風刺が効いた物語の展開もあり、
深いメッセージ性があるのも魅力的です。
可愛いキャラクターながらも少しダークな要素を織り交ぜた作品になっています。
グラフィック 85点
海の世界をコミカルに表現
本作は3Dで描かれたアニメ調のグラフィックが特徴で、
蟹や小魚などさまざまな敵が登場します。
世界観は全体的にコミカルなデザインで統一されており、
海の中には当たり前のようにゴミが散乱。
そのゴミを組み合わせて建造物が作られていたり、
物語の中では「ゴミ＝価値あるもの」として描かれていたりと、
風刺の効いた面白い表現が随所に見られます。
人間社会へのメッセージ性をユーモラスに盛り込んだ、
印象的な演出が魅力のひとつです。
システム 85点
高難易度なソウルライクゲーム
本作ではコミカルな世界観とは対照に
戦闘では「Sekiro」のような戦闘と難易度の高いソウルライクゲームとなっています。
本作は敵の攻撃力が非常に高く、
パリィや回避といった高難易度アクション要素も含まれており、
ソウルライクな緊張感あるバトルが楽しめます。
また、レベルやスキルを上げることで新たな戦闘スタイルが解放されていくなど、
ただ難しいだけではない育成などの強化も魅力的でした。
ただし、見た目の可愛らしさやコミカルな世界観とは裏腹に、
ゲームの難易度はかなり高めなのでギャップには注意が必要です。
さらに、一部バグによって進行不能になる「詰み状態」が発生する場面もあり、
せっかくの高難易度がバグで台無しになってしまう場面にはもどかしさを感じました。
※オートセーブ機能や詰み状態を解消できる“即死コマンド”など一部バグ対策も用意されています。
BGM 80点
世界観に合わせたやさしいBGM
ゲームの舞台である「海中」の世界観を表現しており、
穏やかな探索パートではゆったりとしたメロディが流れ、
幻想的な雰囲気を演出されています。
対照的にボス戦などの緊張感ある場面では、
力強くテンポの速い音楽に切り替わり戦い高難易度としてのスリルを感じさせてくれました。
インディーズ作品ながらもステージごとにBGMが変わったりと丁寧な作り込みがされています。
やり込み度 85点
高難易度で試行錯誤しながらクリアを目指す・コレクション要素もあり
本作のやり込み要素としては、
高難易度のゲーム性が一番の魅力となっていました。
特にレベルを上げずにボス戦に挑むと、
一撃でやられてしまうこともあるため、
妥協のないゲーム性がプレイヤーを自然と長時間のプレイに引き込んでくれる作りになっています。
また、本作にはサブクエストのような寄り道要素は用意されていないため、
基本的には一本道の構成になっていますが、
集めた経験値で主人公の衣装を購入できるコレクション要素が存在しており、
息抜きとしての楽しみ方も可能です。
ソウルライク系が好きな方には特におすすめで、
『SEKIRO』や『ダークソウル』とはまた違ったユニークな世界観と手応えあるアクション
を堪能できるタイトルになっています。
最後に
ヤドカリが主人公のソウルライクゲーム。
高難易度なゲーム性と、
海中に作られている建造物はゴミからできており、
風刺の効いた世界観が魅力的でした。
アクションゲームが苦手な方には、
途中で心が折れてしまうかもしれませんが、
「死にゲー」としての入口としておすすめの作品です。
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