【レビュー】いい子は、お祈りを捧げる(Good Children Say Grace)の魅力を点数付きで解説!

ゲームレビュー
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皆さんこんにちは!
今回は、制作者の「Denis Morozov様」と「Milha Vek様」より
レビュー用のSteamキーをご提供いただいた、
『いい子は、お祈りを捧げる(Good Children Say Grace)』を
実際にプレイした感想を記載していきたいと思います。
※なお、本記事は実際にプレイしたうえでの筆者個人の率直な感想・評価です。

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評価

いい子は、お祈りを捧げる

総合点:74点/100点

プレイヤーの選択でルートが変わるサイコロジカルホラー!
不気味で不安な世界観が考察意欲を湧き立てる!

ストーリー 75点

不気味な世界観と謎が多く残る考察型ストーリー

本作の概要として、
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
主人公マーティンは幼少期から虐待的な家庭環境で育ち、
ある日、アメリアという少女を養子として迎えることになりました。

しかし彼女には普通ではない過去を持ち、
過去に自分の家に火を放った孤児だったのです。
そして両親はそんな彼女を引き取ったのには彼女を島の神に生贄として捧げることが目的でした。
そして、島には「赤い卵」と呼ばれる不気味な存在も、、、
赤い卵は見ている。そして、何かを求めている・・・・
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
本作は、単なるホラーではなく、
家族・愛情・喪失・精神崩壊といったテーマを扱ったサイコロジカルホラーとなっています。

物語の冒頭では、ストーリーの全体像がほとんど見えてこず、
何が起きているのかも分からないまま進んでいきます。

しかし、複数のルートを攻略していくことで、
少しずつ物語の背景や隠された意味が見えてくるようになり、
プレイヤー自身で考察しながらストーリーを理解していく構成となっています。

そのため、明確な敵に追われたり、
突然の演出で驚かされたりするようなホラーゲームを期待している方よりも、

不気味な世界観に浸りながら、
物語に隠された謎や意味を考察することが好きな方に向いている作品だと感じました。

ストーリーの全容が分かりにくい部分もあるため、人を選ぶゲーム性ではあります。

しかし、一度世界観に引き込まれると、複数のルートを通じて異なる展開や結末を確認できるため、
物語のつながりや隠された意味を考察する楽しさがあります。

また、本作では物語のテーマに関連した風刺的な表現も多く見られます。

それらが何を意味しているのか、どのような意図が込められているのかを自分なりに解釈することで、単にストーリーを追うだけでは気づけない奥深さを楽しめる点も魅力でした。

グラフィック 75点

不気味な世界観と周りの人はみんな卵に見える

『いい子は、お祈りを捧げる』では、
現実世界なのか、それとも幻覚なのかも分からなくなるような、
不気味で独特なビジュアル表現が特徴です。

特に印象的なのが、主要人物以外の登場人物が卵のような姿に見える表現です。

なぜ卵の姿をしているのか、そもそも目の前に広がる世界は現実なのかなど、
さまざまな謎が残されており、
サイコロジカルホラーならではの不安や違和感を常に感じられる世界観となっています。

また、全体的に漫画的なキャラクター描写と、
写真のようにリアルな背景を組み合わせたビジュアルも特徴的です。

開発者は『おやすみプンプン』からもインスピレーションを受けたと語っており、
主人公自身が漫画的なキャラクターとして描かれている点にも、
そうした作品へのリスペクトが感じられました。

単純に恐怖を演出するだけでなく、どこか現実離れした不気味さや違和感を生み出している点は、
本作ならではの魅力だと思います。

一方で、直接的に答えを示すような表現は少なく、
風刺的な描写や象徴的なビジュアルから意味を読み取っていく必要があります。

そのため、ストーリーのすべてを明確に理解したい方にとっては、
グラフィックの表現も含めて、もどかしさを感じる部分があるかもしれません。

システム 70点

何度も繰り返しながら開拓していくルート分岐システム

『いい子は、お祈りを捧げる』は、選択肢によって物語の展開や結末が変化し、
複数のルートを巡りながらストーリーの考察を楽しむゲーム性となっています。

選択するルートによって訪れるステージや物語の進展も変わり、
多数の選択肢の中から最終的なエンディングを目指していきます。

アクションや戦闘といった要素はなく、どの選択肢を選び、
どのような結末にたどり着くのかを考えながら物語を進めていく作品です。

一方で、物語の展開が複雑なこともあり、自分が進みたいルートにたどり着けるかどうかは、
実際に選択してみないと分からない部分も多くあります。
そのため、すべてのルートを開拓するには、何度も試行錯誤を繰り返す必要がありました。

また、DLCでは攻略本のようなガイドを購入することもできるため、
効率よく全ルートを開拓し、ストーリーの考察を進めたい方には便利な要素となっています。

ただし、もともとのストーリー自体が難解なことに加え、
ルートを開拓するまでにも時間がかかるため、

人によっては途中でプレイに飽きてしまう可能性も感じました。
謎を少しずつ解き明かしていくように、
じっくりと選択肢を試しながら進めていく姿勢が求められる作品です。

さらに、主人公・ナレーション・アメリアにはフルボイスが採用されています。
ストーリーを中心に楽しむ作品だからこそ、
キャラクターの声やナレーションによって物語への没入感が高まる点も魅力でした。

BGM 80点

不気味な世界観を引き立てる幻想的で不穏なBGM

本作のBGMは、ピアノやチェロなどを取り入れた楽曲が特徴的で、
不気味な世界観や物語の雰囲気を引き立てています。

派手な音楽で恐怖を煽るというよりも、物語の進行や場面に合わせた音楽によって、
どこか不安を感じさせるような独特の空気感が演出されています。

また、ボーカルを取り入れた楽曲もあり、
単調になりがちな探索やストーリーの進行に変化も感じられました。

一方で、BGMそのものが強く印象に残るというよりは、
物語や世界観を支える役割が大きく、音楽を前面に押し出すタイプの作品ではないと感じました。

やり込み要素 70点

ルートの開拓や考察を楽しめる

『いい子は、お祈りを捧げる』のやり込み要素は、1回あたりのプレイ時間そのものよりも、
選択肢によって変化するルートの開拓や、プレイ後のストーリー考察にあります。

物語は不気味で難解な部分も多く、何度も異なるルートをプレイしながら、
少しずつ物語の全体像を理解していく楽しさがあります。

また、クリア後にネットで情報を調べたり、作中に登場する風刺的な表現の意味を考えたりと、
ゲームを終えた後も考察を楽しめる点が魅力でした。

そのため、短時間でクリアして終わるというよりも、
一度作品の世界観に没頭し、
時間をかけて物語の謎や意味を掘り下げていきたい方におすすめの作品だと感じました。

最後に

考察を楽しみながらプレイできるサイコロジカルホラー

世界観を楽しみつつ、物語の核を考えながら導き出したい方におすすめの作品です。

普段アクションゲームなどをしている人にも違ったジャンルとして、
新鮮さを楽しめる作品だとも感じたので、
気になる方はぜひ遊んで自分なりの考察を楽しんでみてください。

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